小金井市の武蔵小金井駅から歩いてすぐの歯医者・矯正歯科

〒184-0004 東京都小金井市本町5丁目23番11号
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子供の矯正治療、いつから始めるのがベスト?

 

「子どもの歯並びが気になるけれど、矯正っていつから始めればいいの?」「早く始めすぎても良くないって聞くけど…」 このようなご相談を、お母さん方からよくいただきます。確かに、矯正治療には適切なタイミングがあり、お子さんの年齢や成長、そして現在の歯並びによって最適な開始時期は異なります。 ここでは、矯正治療の考え方を「大人と子どもに共通する基本」と「子ども特有の特徴」に分けてご説明しながら、どのようなケースでいつ矯正を始めるのが適切か、わかりやすくお話しします。


 

1. 矯正治療の基本:「骨の成長」を味方につける

お子さんの矯正治療は、成長途中であることが最大のメリットです。大人の矯正は「すでに完成された骨の中で歯を動かす」ことになりますが、子どもの場合は「あごの骨自体の成長をコントロールしながら、歯並びや噛み合わせを整えていく」ことができます。 つまり、あごの発育が続いている時期をうまく活かすことで、大人になってからでは難しい矯正が比較的スムーズにできるのです。


 

2. 矯正治療の開始時期は2段階に分かれます

一般的に、子どもの矯正治療は次の2つの時期に分けて考えられます。

 

● 第一期治療(5〜12歳ごろ)

 

乳歯と永久歯が混ざっている時期(混合歯列期)に行う矯正です。この段階では、歯並びを整えるというよりも、「あごの大きさ・バランス・成長の方向」を整えることが主な目的です。 以下のような症状があるお子さんは、早めの治療が望ましいことがあります。 上あごが小さくて歯が並ぶスペースがない(歯の凸凹・叢生) 受け口(反対咬合・下の歯が上の歯より前に出ている) 出っ歯(上の前歯が大きく前に出ている) あごの左右のズレ(顔がゆがんでいるように見える) 指しゃぶりや口呼吸などの悪習癖が続いている 前歯がうまく噛み合っていない(開咬) こうした問題は、成長の途中であれば、骨の誘導や悪習癖の改善によって、将来の歯並びの問題を予防したり、将来の治療を簡単にすることができます。 ※この時期の治療は「予防的矯正」とも呼ばれ、大人のようなブラケット装置(ワイヤー)ではなく、取り外し可能な装置(床矯正装置や機能的矯正装置)を使うことも多いです。

 

● 第二期治療(12歳ごろ〜大人の歯が生えそろってから)

永久歯がすべて生えそろった段階で行う矯正治療で、多くの場合はワイヤー矯正やマウスピース型矯正を用います。 この段階では、歯の並びをしっかりと整え、最終的な噛み合わせをつくっていきます。第一期治療を行った場合でも、必要に応じてこの第二期治療を行うことがあります。 また、第一期治療を行っていなかったお子さんが12歳ごろになって「出っ歯」「すきっ歯」「歯のねじれ」などを気にするようになり、ここで初めて矯正治療を始めるケースも多くあります。


 

3. 矯正を始める「適切なタイミング」はどう決める?

実は、「○歳から始めるのが正解」という決まりはありません。なぜなら、子どもの歯並びやあごの発育状態は一人ひとり大きく異なるからです。 矯正開始の時期は、「見た目」だけでなく、以下のような要素を総合的に診断して判断します。 歯の大きさとあごの大きさのバランス 乳歯から永久歯への生え替わりの進み具合 骨格の成長パターン(上あごと下あごの前後・左右の関係) 舌や唇の使い方・口呼吸の有無 悪習癖の有無(指しゃぶり、頬杖、うつぶせ寝など) そのため、「今すぐに治療が必要か」「少し様子を見て成長を待ったほうが良いか」などは、専門的な検査と診断をもとに決定することが必要です。


 

4. 早すぎても遅すぎても良くない理由

 

早すぎると…

まだ歯や骨の発育が足りず、装置が適切に作用しない可能性があります。また、子どもが装置をきちんと使えないと、治療が長引いてしまうこともあります。

 

遅すぎると…

骨の成長が終わってしまっているために、成長を利用した矯正ができず、抜歯が必要になったり、手術を検討しなければならないこともあります。 そのため、ベストなタイミングを逃さないためにも、7歳前後で一度は矯正専門医による相談・検査を受けておくことをおすすめします。


 

5. まとめ:まずは「早めの相談」が何より大切です

 

矯正治療のゴールは、単に「見た目を整えること」だけではありません。 正しい噛み合わせとあごのバランスを整え、しっかり噛めて・話せて・笑える口元をつくることが、お子さんの一生の健康と自信につながります。 そのためには、適切な時期を逃さず、無理のない治療計画を立てることが大切です。

 

◆ まずは小学校低学年のうちに一度、専門医に相談を

初回相談では、レントゲン撮影や口の中の型取りをもとに、あごの成長予測や歯の生え替わり状況を把握することができます。治療が今すぐ必要ない場合も、経過観察を通して最適な時期を見極めていくことができます。 お子さんにとってベストな治療タイミングを一緒に見つけていきましょう。 「早く始めてよかった」「安心して任せられた」と思っていただけるよう、丁寧にご説明いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

記事の執筆

黒田 俊太郎(くろだ しゅんたろう)

資格・学位・所属学会
  • 歯科医師
  • 歯学博士
  • 日本矯正歯科学会
  • 日本臨床歯科学会

略歴
  • 東京都立西高等学校 卒業
  • 東京歯科大学 卒業
  • 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科咬合機能矯正学講座 修了
  • 米国留学(University of Pennsylvania,Temple University)

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